Comet's Gargantia ~ Mercure Route, Haruka ~ Part 2 <Final Volume> JAPANESE EDITION

このエピソードをもってレドの物語としては一区切りとなったわけですが、リーマを取り巻く世界が予想以上に大きく、未消化のままの要素が多すぎてどうにもスッキリしません。レドには直接関係ないのでレドの物語であるこのOVA上で詳細に語るのは筋が違うし、そもそも消化するにはボリュームが大きすぎることから、要素の提示のみで終わらせるのは致し方ないのですがレドの物語のラストエピソードなのに、リーマ（とその周りの世界）の紹介をし過ぎたように感じました。レドの、ガルガンティアの物語はこれでお終い、続きは新しい場所での話が展開されるのかなと予想されます。このOVAだけではスッキリしません。凄く続きが気になります。

それの後日談です。チェインバー亡き後の1クール継続は難しかったようです。でもガルガンティアも皆と再会できるのはうれしいものです。たとえＯＶＡでも。figmaにレド少尉のフィギュア化をのぞんだ私はおろかでしょうか。

続編と言うには短か過ぎ、カーテンコールと言うには世界観が広がり過ぎと感じました。陸地を無くした人類が、海底に没した失われた文明をめぐる話だと思っていたのですが・・・。続編のアニメ化が無くなったとの事ですが、それで正解だったのかもしれません。ＴＶシリーズ本編でも人類銀河同盟については殆ど触れず、異文化交流を中心に描いてきた事が他のロボアニメにないガルガンティアの持ち味だったと思いますので、陸地や国家、進んだ文明が出てくるのは少し方向性が違うのではないかと感じます。2期のロボ（の配色）や服装を見るとどうしても普通のロボ物にしか見えなくて、”ガルガンティア”の続編としての期待値は低く感じます。後編の本編の方は満足です！ラケージの行く末やリーマの決断、桜井ロボとのもどかしい交流、チェインバーとの繋がりを思わせる演出、そしてイルカ・水着・錆！見どころも多いです。欲を言えば、やっぱりぷちっとがるがんてぃあを入れて欲しかったですね！

本日より劇場先行上映が始まり、見てきました。　劇場に行かずOVA発売待ちの人のほうが多いと思うので本編のストーリーは極力省いた評価をしたいと思います。まず作画、背景は流石というか、いつものハイクオリティで綺麗です。もっとも今回は雨とかの描写は無いので前編に比べると若干背景の重みにかける気がしました。　前編の現在の日常と過去回想に対して今回は陰謀？と戦闘と新たなる世界観の開示という、ある意味第二期への複線をにおわせた話でありレドを話の中心に置く物語の一区切り。となっています。　の・・・はずだったらしいんですが・・・・。　残念なお知らせが劇場入場特典の第二期序章小説でいきなり告知されました。　第二期TV版。製作中止らしいです。　小説版で第二期は開示されるらしいですが、私個人の感想としては確かに同一世界観ですがアレはガルガンティアの題名でやってもファンの望んだ「続編」では無いと思いますので妥当な判断かと・・・。小説が売れてアニメ化希望が多ければ第二期再始動もあるかもしれません。　話がそれました。本編のほうは日常パートはお約束の水着シーンや食事シーン。戦闘シーンは艦コレブームの影響か現代風戦艦（!!）による艦隊戦。そして前編ラストに出てきたアレの戦闘シーン。今回は色々爆発シーンにこだわりを感じた気がします。　あまり出てきませんがピニオンは今回も失敗します、それもラケージで。ラケージって実はお嬢様だったらしいです。逃がした魚は大きかったぞピニオン。　レドは久しぶりに主人公してます。レーザー銃も撃ちますし、エイミーを助けるため頼りになる男やってます。TV版のころから比べるととても成長しています。　これ以上書くとネタバレになっていきそうなので。総括と行きましょう。　初めに書いたように作画は問題ないと思います。ストーリーも今までの海しかない地球ってありえるの？っていう疑問の答えを出してきています。色々新たな謎。この世界の人類文明のレベルがTV版で描かれていたのが全てでは無い事実。今後の複線がいっぱいあって妄想膨らむ展開で面白いのですが、先にも書きました第二期中止で一気に肩透かしになっています。レドとエイミーの物語の最後としては充分楽しめると思います。もう少し尺を長くして人物の感情の変化をもう少し描写して欲しかったと思います。　ガルガンティアが好きだった人なら充分楽しめる作品になっていると思います。　毎度の鳴子先生の漫画は本編で不足のお色気？とお笑い成分を補充してくれています。